2015/11/11

重ねてイレブン・イレブンです。いちいち・いちいち・いい月いい日です。お天気も、お日さまが当たって、いい日です。

私は、「日々是好日」だなぁ。って、ひとりで感心しています。今日も、還暦を過ぎた職員二人が、二人とも東京で同窓会を開催されたと言って、同じようなピンクの梱包紙のお菓子のおみやげをいただきました。

一人一人が生きている実感を味わっているなぁと、嬉しいかぎりです。

昨日も、嬉しい事がありました。当亀の子のＢ型事業所を利用している彼女が、東京のカアェ未有庵にプレゼントしますと言って、素晴らしいほのぼのとした暖かい水彩画を見せてくれました。まるで、いわさきちひろの絵のようです。もう感激でした。

彼女は、その絵の物語を話してくれました。その昔、亀の子祭りの時に、パン教室に参加し、亀パンとぞうさんパンに挑戦して、とてもかわいいパンができあがり、とても嬉しかったこと、暖かい光が溢れていて、心を開いて扉を開いたこと、彼女の姪っ子と、彼女が可愛がっている猫も描いたこと、余りにも嬉しくて、ぞうさんパンとかめパンが外を飛びまわっていること、周りの景色はブルーにして、灯りがともっている感じにしたこと。灯りがまぁ～るくぼかしてありとても素敵です。

そして、更に驚いたのは、一昨年に彼女の絵の個展を開くにあたって、Ｐ０の店主、和田海氏に手づくり額をお願いして、個展を開くことができました。今回は彼女が直接に、和田海氏に額をお願いしたという、もう驚きでした。そして、その彼女の真っ直ぐな純真な心をとてもありがたく思いました。

そして、彼女は私にしみじみ語ってくれました。私はね。毎日暮らしていて、「虹がきれいだなぁ。」って、言うと、「忙しくって、虹なんて見て居れないわ。」って、返ってきます。彼女は、日々の暮らしの中で、丁寧に、ゆっくりと、味わいながら暮らしていることがいいなぁと思っています。私は、現代社会に於いて、案外、そんな「忙しい、忙しい」と、己を忘れている人が多いと思う。

となると、彼女はとても貴重な人だなぁと、つくづく思います。