大田市駅開駅100周年記念です。

2015/07/13

大正4年7月11日石見大田駅として開駅しました。1915年のことです。さぁ、どんな大田だったのでしょうね。タイムスリップしてみましょうか。女性たちは着物姿です。全員が日傘をさしています。履物は下駄のようです。木造の駅舎に格子戸のガラスが入っています。駅ひろばだだっ広く、駅の後ろ側は長久村の山には杉木立が見えます。駅から真っ直ぐに伸びた広い道路が見えます。なんかレトロな感じていい雰囲気です。少年は帽子をかぶり、真っ白な鞄を背負っています。蒸気機関車が走り、白い煙を吐いていたことでしょう。貨物列車も通っていたことでしょう。そう思うと、大正4年からは、物の流通も、人の出入りも、この石見大田駅から、拡がって行ったのでしょうね。私は偶然にも、7月11日に大田市駅に到着したのです。そして、大田市駅開駅100周年記念入場証を手渡されたのです。もう驚きでした。今の大田市駅は、建て替えられたものですが、私が記憶にある大田市駅は、ちょうど今現在残っている大社駅に似ていました。駅舎の隣には、駅長室が別棟にありましたね。その横には、貨物列車から届いた小荷物の棚がありましたね。また、小荷物を送ることも出来ましたね。大きな秤が置いてありましたね。金の卵達の就職列車に、何度も見送りしたことがありましたね。その時に、大きなリンゴ箱をそのまま、小荷物として、一緒に送っていましたね。そのリンゴ箱を勉強机にしたりしたこともありましたね。みんなみんな、つながっていますね。どんなに時代が変わろうとも、人として、することは同じですね。ただその手段が変わっては来ていますが。その時代はその時代で、最先端の方法でしたですね。

となると、「温故知新」で、しっかりと、前を向いて一生懸命生きていくことですね。