七夕の日ですが、天の河は見られませんね。

2015/07/07

三瓶のお山も雨です。三瓶山大好きな方のブログを見ます。すると、この間の三瓶の登山道にギョロメの実を見つけたと。そして、一句が載っていました。☆ 道端に ギョロメの実なり 夏の山 でした。そのギョロメの植物はトチバニンジンだったのです。そこで私ははっと、ひらめきました。トチバニンジンは、朝鮮人参と同じ仲間です。実は、江戸時代の後半には、松平藩のお抱えの人参畑が三瓶山麓の中腹にあったのです。その中腹の畑は実は、現在は秋田杉が植林されているのです。だから、私が嫁に来た頃に、いつも三瓶山を仰ぎ見ながら、中腹辺りが、段差がついているのです。不思議に思って、古老に訊ねたことがありました。その古老が教えてくれたことでした。最後の松平藩の殿様が、三瓶登山に来られたことがあり、ここ山口町には、関所があったり、役人が滞在した形跡や、矢筈山には、砦があったとか。大田市とは、異なった文化圏域があったようだ。私の想像力は、果てしなく広がります。大根島の由志園のボタン園に行った時の事です。今は大根島が朝鮮人参の栽培地ですが、その年表がありました。私は一生懸命、江戸時代の年表を見ました。すると、三瓶山とは書いてないのですが今の大田市で栽培と、記述してありました。「これだ!」と思いました。 古老が言われたことが本当ならば、あの年表には、三瓶山と記述して欲しいものです。 いやはや、昔が大好きな私は、どんどん想像が膨らみます。そこで、一句です。 ☆ 山の中 一つ目小僧 ギョロメの実 妖怪たちの 勢揃い とみこ