2015/06/17
6月9日のことだった。広島にお住いの野上さまから、「81年の道」の自分史が送ってきた。彼女は4月に親和会総会の余興にと、落語をしていただいた方だった。81年もの長き人生を、さまざまな苦難を乗り越えて、今の境地にたどり着かれた、あっぱれな人生をありのままに書かれた姿勢は素晴らしいものだった。すぐに御礼状など書くなど、とてもその心境になれずにいた。本日、やっと、お礼状らしきものが書けたので、送ることにした。最後に私の一句を添えてお祝いとした。
「傘寿に 桜散りばむ ドレス着て 秘すれば花と タンゴ踊るや」でした。
80歳の誕生日に向けて、真っ青な下地に桜を散りばめたちりめんの布を求めて、自分でツーピースのドレスを縫い、しかもスカートは、フレアースカートにしたと言う。用意万端整い、そのダンスパーティに彼氏と出かけたとか。ダンスパーティ仲間は、ビックリ仰天だったと言う。
そして、アルゼンチンタンゴを踊ることができたとか。いやはや、素敵な方と出会ったものだと、感謝でいっぱいになった。
書き終えると、今度は、「さざんか」さんが、販売に来られた。なんと、フェルトで小物を作ってくれた彼女が来てくれたのだ。もう、感激でしたね。とても器用にフェルトで小物をつくってくれて、今もロールケーキの小物を注文しているのですが、とても楽しみなのですよ。とても、はつらつとした素敵な彼女でした。私の目には見えない苦しさを乗り越えている姿は、とても心打つものでした。
本当に、沢山の頑張っている人たちを見ると、私は無性に嬉しくなってくるのです。目には見えないけど、「勇気」の心が見えてきました。ありがとう。