2015/06/09
楢崎通元老師です。愛媛県瑞応寺専門僧堂堂長さんです。うふふ。我が家の瑞応寺と同じです。凄い事ですね。
そして、私の好きな平家物語の「祇園精舎」の一節もいいですね。
原文は、祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず。
ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ。ひとへに風の前の塵に同じ。
現代語訳(口語訳)
祇園精舎の鐘の音には、すべてのものは常に変化し、同じところにとどまることはないという響きがある。沙羅双樹の花の色は、盛んな者も必ず衰えるという道理を表している。思い上がって得意になっている人も、その栄華は長くは続かない。それはちようど、(覚めやすいと言われている)春の夜の夢のようである。勢いが盛んな者も最終的には滅んでしまう。まったくもって風の前のさらさら散っていく塵と同じである。
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