「昭和史」B面を読んで、半藤一利と、澤地久枝の対談編も読んで。

2021/03/15

尋常小学校の時の教科書に「修身」という教科があったという。

「我が国は、皇室を中心として、全国がひとつの大きな家族のやうになって栄えてきました。御代々の天皇は、巨民を子のようにおいつくしみになり、巨民は祖先以来、天皇に対し、忠君愛国の道を尽くしました。世界に国はたくさんありますが、我が大日本帝国のやうに、万世一系の天皇をいただき、皇室と巨民とが一体となっている国は外にはありません。我らは、かような美風をのこした巨民の子孫でありますから、あっぱれよい日本人となって、皇運を扶翼(ふよく)し奉り、我が国を益々盛んにしなければなりません。」

(仮名遣い原文のままです。)この「修身」を習った筆者は、戦後GHQの占領政策により、消されてしまいましたが、我ら、昭和一桁っ子は、ひどく懐かしいのであります。

日本が建国以来、大切にしていた価値観の「八紘一宇(はっこういちう)」は、初代の神武天皇が即位の折に「八紘(あめのした)をおおいて、宇(いえ)になさむ)~世界が一家族のように睦(むつ)み合うこととしてきた。

ここで、要注意です。お隣の中国共産党の「一帯一路」とは次元が違います。価値観の相違です。

最後の最終ページに、澤地さんと半藤さんが、対談なさっています。

澤地さんも、半藤さんも、同い年なのです。お二人とも、日本の激動期、凄い時代に生きて来られています。

二人とも、日本の歴史そのものを、知ることが必要だし、真実を知り、その歴史を知って、これからの日本人は、一人一人が、自分で物事を考えて判断して、「私の意見はこうです。」と言えるようしないとまずいですね。と、対談しておられた。

私は、このコロナ禍の中で、若い方達が、しっかりとした意見を持っておられる人が、多く出て来られたなぁと、嬉しく思うことがあります。となると、今の政治家も官僚も、しっかりと、我が国の行く末を考えて発言する人が、出て来てほしいものですね。

そしてそして、私達もしっかりと、物申す日本人になりましょうね。