2015/02/19
人間は、凄いよね。「こうなればいいなぁ。」「こうしたいなぁ」でも、それを、本当に、実行し、実践し、と言うことは、頭だけで、想像し、思っているだけでは、本当に、一歩でも、実行したとは、言えませんね。実行したということは、自分の、この手で、この足で、一歩、踏み出すことだよね。でもでも、この頃見ていると、頭では分かっているよ。と、言う人が多い。
そして、不思議なことに、こんなことに出くわしたことがあった。私が、まだまだ、若い頃のこと。 某名家の方で、お嫁に行かず、お婿さんが来ておられた。そのお家に、男の子が誕生し、成長し、かわいいお嫁さんと結婚された。昔のことで、大家族で暮らすようになっていた。息子さんのお嫁さんは、とても気立てのいいお嫁さんで、その名家は、花が咲いたように明るくなっていった。ある日、お義母さんは、その若いお嫁さんに向かって、「私も、お嫁に行っていたなら、きっと貴女のような、いいお嫁さんになったと思うよ。」と。そのお嫁さんは、「本当ですねェ」と、返事はしたものの、何か腑に落ちないものがあった。そのお嫁さんは、年月を重ね、もう還暦もすぎ、古希を迎えるころになって、何か腑に落ちないことが、ふと脳裏をよぎるようになった。 人間は、「なになにだったら~したい。」は、思いだけが妄想しているだけのことで、実に結びつかない。実に結びつかないと言うことは、体験や経験、生きざまが、身に着かないことになり、自信や、生きていく力に結びつかないことになる。
だから、いつも、心が不安定で、人の行いが気になり、本当の自分がいなくなってしまう。
本当に、人間さまって、いつも、自分をメンテナンスしていないと、他人に流されてしまいますよ。うふふ。私の、昔々の物語でした。