2014/10/28
松江の国引きメッセ「国際会議場」3階の大ホールにて、「福祉サービス苦情解決研修会」が開催されました。実は一昨年に実践発表をお願いされていて、突然、国の予算が取れず、中止となっていた。そこで、予算が取れないので、取りやめをすることは、全国からも指摘され、結局予算返上にはなったが、一度中止としたものを復活することは困難なため、島根県運営適正化委員会として、福祉サービスの苦情解決に向けてのハンドブックの作成にあたった。
そして、今年度、上記会場にて、平成26年度の研修会が計画され、その実践発表に、再度、私に依頼された。また併せて、この苦情解決に向けてのハンドブックの中のフォーマットを使っての、事例検討を行うこととなった。その事例発表も私がさせてもらった。とても、私にこの大役が務まるのかとても心配していたところでしたが、なんとか大役をこなせて、本日は安心しているところです。
それも、この3階の大ホールに超満員の500人の人が詰めかけて下さったことでした。
この国引きメッセは、とても斬新な建築で、建築家高松伸さんの設計によるものです。
大田市の仁摩町のサンドミュージアムの設計も高松伸さんの建築物です。そんな、素晴らしい建築物の中で、発表ができるなんて、本当に光栄なことでした。
講演は、龍谷大学社会学部地域福祉学科教授の荒田 寛氏であった。大学の教授なので、学術の理論ばかりかと、心配していましたが、若い頃には、東京の精神科病院に17年間勤務経験があり、PSWの資格もある方であった。谷中輝雄先生とも知人のようで、イタリアの精神保健についても、知っておられ、日本の歴史を踏まえての話で、京都でお住まいのようだが、お隣の滋賀県の運営適正化委員長も務めておられ、現場の状況も入れながら、お話してもらい、特にそれぞれの法人が、組織的な対応を進めていくべきだと話され、会場の皆さま方も、居眠りすね人もなく、熱心に聴講されていた。
私の実践発表、事例発表についても、荒田寛教授から、お褒めの言葉もいただいた。
今の市行政は、なかなか動きづらく、今日のようなケースについては、運営適正化委員会に回ってくる。この森山さんのケースは、市の取り組みとして、子ども・子育て支援新制度において条例が出来たことは素晴らしい事だと言える。
などと、素晴らしいコメントもいただいた。
こうして、少しでも、お役に立てると嬉しい限りです。