社会福祉法人亀の子・新しい時代に、どう向き合うのか        ~今をいかに生きるかで、道は開く~

2014/08/20

昨今、社会保障や社会福祉の動向など、社会福祉法人・福祉施設を取り巻く状況が取りざたされ、規制改革会議および社会福祉法人の在り方に関する検討会などで、社会福祉法人・福祉施設に対しては情報公開の一層の徹底や法人のガバナンスの強化などの対応が求められています。当亀の子としては、「福祉施設士の行動原則」地域への姿勢にかかる当法人の取り組みとして、2013年8月号の日本福祉施設士会生涯学習誌「福祉施設士」に掲載された。①利用者が希望する地域での生活を支援するサービス提供や改善などの取り組み。②地域の活性化やつながりの再構築に向け、当法人の資源を活用しながら、地域の生活課題の解決に向けた取り組み。③地域活動支援センター「のほほん」で取り組んでいる地域住民ボランティア育成や地域社会基盤強化にむけた取り組み。④今後の展望として、一昨年4月より開所した児童支援部門の「たから保育園」。併せて、障がい児放課後ディサービス事業「かめっ子クラブ」等、多様な生活課題を抱えた当事者が地域社会で豊かに暮らすことを目的に取り組み、地域のセーフティネットとしての役割も果たし、これまで以上に、制度のはざまにあるような地域の福祉課題にも果敢に取り組み、地域や住民の期待に応えていく覚悟をしているところです。つい先日の7月28日~29日にも、第36回全国福祉施設士セミナーに参加し、第1日目に、「社会福祉法人の在り方等に関する検討会」委員の千葉正展(ちばまさのぶ)氏のお話を伺うことができた。2日目にも、福祉施設長の専門性とこれからの施設長-施設長のあり方を考える-を全社協事務局長渋谷篤男氏の進行で、日本社会事業大学理事長の潮谷義子氏、全国経営協、副会長の武居敏氏、日本福祉施設士副会長の高橋紘氏の3人のシンポジストだった。どの講演も、私にとって、興味津々の内容であった。特に過去の法人の在り方、現状の法人、未来の望ましい法人の図式されたハウ・ツーは面白かった。過去の法人は目立たぬ存在で尊敬されていた。現状の法人は、批判と期待が混じっている、望ましい将来の法人は、社会から評価され、周知と承認がされる。では現状どうしたらいいのか?what(何を)・How(どう実行するのか)・whoIam(私は何ものなのか?)⇒why(なぜそうしなければならないのか)⇒outcome(どう変わるのか成果を描く)だった。セミナーから帰ると、問題は山積していた。以前から亀の子は「問題があって当たり前」ですので、フットワークよく、一つ一つの事例を、当事者に寄り添った支援会議を開催し問題解決に当たる。そして、行事は目白押しです。8月1日(金)は、平成26年度健康福祉部の圏域別公聴会が大田商工会議所3階大ホールに開催され出席し、意見を述べることが出来た。その夕方から恒例の焼き肉&花火大会が開催され、当事者、スタッフ、近隣の住民さん、行政のスタッフ、理事さん評議員さん、スタッフの子ども達と、総人数165名強となった。あいにくの曇り模様だったが、「てるてる坊主」のおかげで、涼しい焼き肉&花火大会になった。行政スタッフからは、「誰がスタッフか当事者か分かりませんね。」と。うふふ、「私は、バリアフリー、ノーマライゼーションを目指していますからね。まず亀の子からです。」「わぁ!素晴らしいです。」と、感動していただきました。そして、次の日の夕方からは、大田の祭り「天領さん」です。あいにくの雨模様です。昨日の「てるてる坊主」を亀の子工房の玄関につるし、お祭り大好きな彼女と二人で祈祷した。「踊る時だけでもいいですから、雨を止めてくださいね。」と。集合場所へ集まっても、雨は降り続けた。しかし、踊り始めたら雨は不思議と止んでいた。踊り終わった途端、また、雨は降りだした。家路につくと、銀山テレビを見ていた家族は、「亀の子は1位だったよ」「若い人たちが4人、ステージに上がって「バンザーイ」していたよ」と。いやはや、今を一生懸命生きれば、道はおのずと開くとは、このことかもと、貴重な体験をさせていただいた。