餅つき大会でした。

2021/01/06

平成から令和を迎え、ここ亀の子を、1997年に創設してから、2021年となり、24年となった。亀の子も成人式を迎えて、大人の仲間入りをした、青年期を迎えたことになります。だから、ここ亀の子を利用しているメンバーは、年齢的には、かめっ子は、小学生、中学生、高校生です。工房と、遊亀館、ふぁみりわーくは、18歳~86歳と、成人の男女が利用しています。皆さん、列記とした日本人の方達です。しかし、こうして24年間も、毎年毎年、餅つき大会をして来たことになりますが、一度も中断した事がなかったのです。今回も、このコロナ禍の中でしたが、中断することもなくできたことは、実にありがたい事でした。今年は、特に、暮れに、旧家の恒松邸から見事なヒノキの臼をもらっていましたので、それを、使うことが出来ました。今までは、大きな臼を借りて来て、ついていましたので、今年は、本当に助かりました。亀の子の利用者は、何回かに分かれて、順番に、餅つき体験をしてもらいました。一番最初に、遊亀館の就労移行A型さんです。年齢は20代前半のメンバーです。6人中、一人が餅つき体験者でしたが、後のメンバーは、初体験です。いやいや、と後ずさり気味なメンバーさんですが、一人一人、「勇気。一発」と、気合を入れてもらい、全員にやってもらいました。餅がつきあがると、今度は、お餅を丸めてもらいます。「人間は、何でも、やってみて初めて身につくものです。」と。そして、次は、かめっ子さんです。かめっ子さんは、さすが、毎年毎年、亀の子でやっていましたので、上手です。餅を丸めるのもお上手でした。そして、次には、工房さんと「のほほんさん」です。そして、ふぁみりわーくさんです。

幸いなことに、当亀の子には、年配者が何人かいますので、杵(きね)で、振り上げて、つく人と、臼の中の蒸した餅をひっくれ返す人とが、うまく、心を一つにして、ついていきます。合の手と言います。そうすると、ぺったん。べったん。と、うまくつけるのです。あぁ。日本人は、この「ぺったん。ぺったん。」の、音が、対中に響き渡ると、なんか、感動します。心の闇が打ち払われるような気がします。煩悩だらけの私が、一層され、輝かしい私になるような気がいたします。「生きているっていいねぇ。」と。私一人ではありません、ここに居るみんなも、心の闇が払われるのです。

そして、餅がつけたなら、今度は、この熱い餅を、小さく切り分けて行きます。それも、年配者は、とても上手です。

今年は、年配者から、次の世代にバトンタッチです。

日本の伝統行事を継続していくことは、日本人としての誇りを取り戻す、いいチャンスでもあったのです。そして、当法人として、質の高いサービスを提供することにも、きちんと繋がっていたのです。とても重要な事で、ちゃんと意味があったのです。

「継続は力なり」は、本当でしたね。