何故、日本家屋には、「床の間」があるのか。

2020/11/30

田中英道(たなかひでみち)先生からです。

まさしく、「床の間」と言うのは、日本人にとっての『芸術空間』です」。つまり、『美』を求める空間。何故、床の間だけ、他よりも一段高くなっているのか、「一段高い=聖なる空間(神宿る場所)」ということ。住居の中でも、最も聖なる空間として、「美」を作ろうとしてきたのです。例えば、毎日お花を生けたり、(生け花は日本発祥の文化)季節によって掛け軸を変えたり・・・各々の住居人自身で「美しい空間」を保ってきた。こういうことをするのは日本人だけですね。

ちなみに、玄関から家に入る処も一段高くなっていますね。それも要するに「家=聖なる場所」という意味。日本人は家を一種の「清らかな聖なる空間」だと見る。なぜ家の中に入る時に。いちいち靴を脱ぐのか? 家が神聖な場所だから、外の汚いものを入れないようにするためです。靴を履きぱなしで生活する外国人には、この感覚がないのです。

凄いです。日本の起源史の話も聞けましたよ。私は、ここ最近、日本の歴史が大好きでしたので、より、そう思う私が居たのでしょうね。世界の中で、古代の歴史があるのは、日本だけだったのです。「最古の国」は、日本だったのです。何千年も何万年物歴史があったのです。奇跡のようなことですね。戦後の学校では、古事記も、日本書紀も学ばなくなりましたからね。明治生まれの祖父母や大正生まれの両親は学んで来ていたのですよ。本当に、空白の75年だったのです。でも、この私は、有難いことに、このコロナ禍の中で、しっかりと学ぶことが出来るようになったのです。 もう、嬉しくてたまりません。

特に、田中英道先生から、高天原が関東に有ったのだと、そして、「国譲り神話」が実際に有ったのだと、大国主の尊が、高天原から国を譲るときに、お願いしたのが、出雲の神話の中に出てくる、伝説の大神殿だったのです。48mの高さの神殿(マンション16階)

これで解ったのは、荒神谷遺跡から出土した、358本の銅剣です。出雲の国は、国を譲る時に、「この国は、シラス国だぞ」と。

まだまだ、有ります。美しい歴史が、我が国にはあったのです。あぁ。日本人は、まるで、「根っこ」を知らない、幽霊のようなものでした。