海外に行くと、「貴女は、何の宗教ですか?」と、聞かれたとします。さて、貴女は何と答えますか。

2020/10/01

さて、私だったら、「はい。私は曹洞宗の仏教です」と、答えます。私の尊敬する人に、キリスト教の方がおられました。宗教は違っても、とても何の違和感もなく、その尊敬する方には、私が困った時には、いつも、その困ったことについて、一緒に祈って下さっていました。そして、不思議なことに、困ったことが、見事に解決したことが有りました。そして、キリスト教も仏教も「真理は一つだね」と、話していました。富士山のてっぺんが、真理に例えれば、そのてっぺんにたどり着くまでに、右の登山道にするか、左の登山道にするかの宗教の違いで、てっぺんの目指すところは、一緒の真理だよねと、話したことがありました。

さてさて、今の日本人は、もしかして、外国人に「貴方は何の宗教ですか?」と、聞かれたら、大方の方が、「無宗教」と、答えるかもしれないなぁと、感じています。何故だろうと、私は思います。しかしです。。日本人は、お正月には、初詣に出かけます。神社仏閣に行きます。七五三お祝いにお宮参りします。日本人はお祭り大好きです。神輿も担ぎます。花まつりもします。神社仏閣巡りも大好きです。御朱印帳も集めるのも大好きです。七福神めぐりも致します。四国八十八か所巡りも致します。弘法大師巡りも致します。観音さん巡りも致します。こうして、実践していることは、決して無宗教とは言えません。やっていることは、みなさん、いつも手を合わせて祈っています。だから、日本人は、「無宗教」と言いながら、やることは、ご先祖を敬い、合掌し祈りを欠かしません。何故だろうと、日本人は、どうも身についていて、今更、何の宗教ですかと言われても、答えられないのかもしれません。

私は、今回、コロナ禍の中で、一人一人が、「自分は何もの」か、と自信を持って、知る時が来たように感じています。日本人として、誇りと自信を持って、堂々と、「日本人です。」と、言う時が来たような気がしています。

何故かというと、今回の武漢コロナウイルス感染は、外国と比べると、明らかに感染者が低く抑えられています。それは、日本人の「民度」の高さだと言える。日本は、今までの歴史においても、様々な大災害が発生してきた。助け合い精神は、もうとんと昔から、形成され、一人でも困っていればみんなで助け合い、秩序正しく、決して暴動は起こさない、奪い合いはしない。いつも、整列して、順番を保って、礼儀正しく、日本人の精神は、ごく当たり前に、市民は振舞ってきた。だから、日本人は、それは常の事だった。

それが、日本人の民度として、定着していた。それは、日本人として、誇りを持つべきことだったのです。

私達、日本人は、このコロナ禍に於いて、自信を取り戻して、武漢コロナに於いても、正しく恐れて、「凛として」過ごすことにいたしましょう。

「小さな 気づきが、 大きな悟りに」 「祈りは 自分を変える 魔法の言葉」