河野太郎 ODAを語る。慶応義塾大学にて講演のYouTubeを聞いて。

2020/08/26

外務大臣の河野太郎氏の講演だった。ODAとは、政府開発援助ということで、その中には、二国間援助と多国間援助がある。

二国間援助には、無償資金協力~「外務省」と、技術協力~「JICA」があり、有償資金協力(円借款)「JBIC(海外経済協力業務)」があり、多国間援助~国際機関への拠出がある。日本国は、ODA予算がバブル期には、世界で一位であったが、ここ近年は、ぐっと下がって5位となっている。国民の理解無くして、ODAをやることは難しい。では、どうすればいいのか。もともと、ODAは開発途上国の経済開発や福祉の向上に寄与するとし、水源の確保の技術提供、農業支援や、養殖業の開発、例を挙げれば、モーリタニアのタコつぼ。チリのサーモン養殖。ケニアの地熱発電所、海賊対策、プラスチックごみ対策、エボラもコンゴで活躍。、等々、日本は各国で活躍してきている。実は、1945年敗戦の時、世界銀行から(ガリオヤ・エロア資金)借金して復活した。1990年この借金はやっと返したことになる。助けてもらったので、日本は、「恩返しをしていく」「情けは人の為ならず」といい、巡り巡って  帰ってくる。今、かなりの多くの国が、日本に恩返しをしたいと、勿論日本を支持しますよ。という国が出て来た。日本は、最後まできちんと丁寧にやってくれる。これからのODAは、優先順位をつけて、ビル・ゲイツが言っていたように、「成果が計れるものがいい」ODAをすることにより、その国の成果が大事だ。結果にコミットしたものに。コミットとは、目標に対して責任を持って深く関わり成果をあげる。

①「誰一人取り残さない」世界に向けて、豊かで尊厳が守られる。一人一人の人間が安全で必要最低限な生活ができること。

これって、SDGs(エスデジィ―ズ)(持続可能な開発目標)なのです。

②人材育成支援

③司法整備支援・制度構築・法整備支援  実はお隣の中国は、この③を全くせずに、アフリカ開発にお金を出しています。スリランカの港整備もしましたが、お金が返せませんので、中国の港になっています。現在進行形ですが、アフリカにも、イタリアにもお金を貸せて、港やら道路がついています。でも、お金が返せませんので、中国の物になるのでしょう。私は、この話を聞き、なるほど、北イタリアには、中国人がいっぱい入っていたのです。今回のコロナウイルスは、北イタリアが爆発的に汚染されました。

だから、これからの日本人は、グローバリゼーションの中、国際連帯税を各国が捻出し、世界の難民や、自然災害に対して、拠出していく時が来ているように思います。それは、日本の国が、リーダーシップをとってやっていく時代だと思われます。

日本のやり方は、民主主義で、自由主義で、法の支配で、(法制度支援)、基本的人権の尊重で、国際法の順守で。そして、その事の価値を広めていこう。現在進行形の、経済発展はしてきても、民主化しない国の中国さんがいる。何故民主化しないかと言えば、中国共産党と、経済が、国家主義なると政権と近くなり、民主化しなくなる。となると、自由がなくなり、丁度現在の、香港がそのような状態となっていることになる。日本人のリーダでは、緒方貞子さんがおられた。

これからは、若い人々は、世界標準で、物事が考えられる人材が出て来てほしい。

デジタル技術が進み、何でも、顔認証され、便利にはなるが、自由に発言ができにくくなる恐れがある。独裁国家となり、身動きできなくなれば、民主主義、自由主義は損なわれ、基本的人権の尊重も逸脱することになる。どう、使いこなすか。AIのロボット(AI兵器)をどう使うのかも、倫理的に考えるのは、日本人だと言える。これからの日本人は、国際機関で、活躍する時代の到来だと言える。それには、教養ある英語が話せることが大切だと。

いやはや、面白くなりましたよ。