毎日飽きないこと。「40年以上毎日見ているこの景色に、今日も胸ときめかしせて、過ごせるのが私の得意技です。

2025/09/11

茅葺の家「雛舎」の松場登美の日めくりからです。

実は今朝の事です。朝6時頃のことです。カーテンを開けると、朝日が当たって、赤みがかった雲です。三瓶山もすっきりと、真ッ白な雲が棚引いています。そして、下界の里山は、雲海が漂い、幽玄な景色に感激です。大慌てで、階下に降りて、タブレットを。そして、その姿を、写真に撮ります。刻々と雲の流れが変化します。

あぁ。なんて素敵なのだろうと、6時から20分の変化の状態です。あぁ。一期一会だなぁと、心ときめかします。そして、この写真を、LINEのお友達に送信します。そうなんです。毎日見ても飽きないのです。嫁に来てからですので、うふふ。もう、いつの間にか、54年です。びっくり・ぽんです。摩訶不思議です。今日も「胸キュン」なのです。登美さん風に言うならば、得意技です。おばぁちゃんになっていても、少女の心のようです。

登美さんからの手紙から 「空を眺めて「無常」を愛でる 豊かな時間・  『近頃、空を眺める時間、お持ちですか? この町で暮らしていると、空や雲や月の変化が、日々手に取るように感じられます。空を見上げると、目先の現実に右往左往していた思考も、ぱっと解き放たれて、心が楽になるような気がします。 かっての日本人が持っていた繊細な感性は、四季の変化に富んだこの風土でこそ培われたものだと思います。風の匂いや水の音、月の満ち欠けなど、自然界のふとした揺らぎ、目に見えないほどのかすかな気配に、自らの想いを重ね合わせてきた先人たち。和歌にも日本画にも建築にも、その底には「すべての事物は絶えず変化を続けており、常なるものなどない」という無常観が流れています。私はこの「無常」のイメージが好きです。そこには物悲しさよりむしろ「今この瞬間にしかないものをあじわおう。」という心の豊かさがあると思うからです。~~~~人工の灯りがほとんどないこの町だからこそ見られるほんものの夜空。その一期一会の美しさをぜひご覧いただきたいと思うのです。~~~暮らす宿 他郷阿部家 竈婆 松場登美   なんか素敵でしょ。私ととても気が合うのですよ。