金木犀が咲きだしました。いい香りがします。

2024/10/03

しかし、ここ大田の町はまだまだです。我が家は標高差があり、朝夕と、気温が下がりましたので、一斉にちいさな蕾をつけています。それを手折って、亀の子に持ってきました。すると、一斉に硬い蕾が口を開いて、いい香りを放ちます。実は、1991年(平成3年)の9月18日に大祖母の葬儀を我が家の本堂で葬儀をしたのですが、金木犀の香りが、ずっと漂っていました。もう33年も昔のことですのに、ずっと、毎年、毎年と、この時期になると、大祖母を偲ぶのです。それが、今年は、大祖母の命日を迎えても、金木犀は一向に咲く気配はありませんでした。「あぁ。今年は、咲かないかねぇ。」と、「暑かったからね。」と、ねぎらっていました。すると、お彼岸が過ぎて、雨が降ってきて、寒くなりました。9月30日の夕方です。亭主が、「おぉい。金木犀の匂いがするぞ!!」と、声が聞こえます。私は大慌てで、食事もそこそこにして、外に出ました。「あっ。本当だ。いいにおいがするわぁ。」と、タブレットを抱えて、写真を取ります。夕方でしたが、何とか取ることができました。そして、10月1日に亀の子へ持って行ったのです。亀の子では、丁度、お茶会でしたので、早速に茶花に使いました。お茶会に来ていた何人かは、「わぁ。金木犀ですねぇ。」と、感激してくれたようです。

五感を鍛えることは、とても素敵なことですよね。うふふ。私は感性を磨くと言います。この感性を磨くことにより、人間は、第6感のひらめきを感じるようになるのです。