2024/09/03
初回の土曜ドラマ「シュリンク」を観た。第一話は、新宿の片隅で小さなクリニックを開業している若く優秀な精神科医・弱井と彼を支える看護師・雨宮が、精神疾患にかかった患者たちをきめ細かな診療で治療していくヒューマンドラマだった。いやはや、実に面白かった。何だ。「漫画本」からだった。「シュリンク」精神科ヨワイ~原作・七海仁 漫画・月子 だった。いやはや、びっくりだった。我が国は、精神病院入院患者ベット数は、世界一だし、自殺者(島根県は、自死者と言う。)も先進国では断トツです。そこで、私は、グッド・タイミングに、NHKさんが取り上げたかな?と、今回だけは、NHKさんを褒めることにした。と言うのは、今のマスコミは、新聞も、テレビも、何か、メディアは、真実が見えず、報道が、偏向報道に疑問を感じていたのだ。その漫画本にも、隠れ精神病大国・日本で人々の心の影に光を照らす者がいる!!
第一話は、パニック障害だった。悩んでいても「精神科は特別なところ」という思い込みが、人々の足を遠のかせてしまう。精神科医・弱井はそんな日本の現状を変えていき、一人でも多くの「心」を救うべく、こう、願う。。。
「僕はこの国に、もっと精神病患者が増えればいいと思っています」~弱井幸之助は、日本の精神医療が抱える問題に向き合い、人々の心の影に光を照らす!!
私は、思った。日本の精神医療は、なかなか、変わらない時代が長く続いた。しかし、変わらなければならない時代がやってきたような気がする。
実は、私は、昔の精神病院を知っていたし、現に精神病院の中の様子も知っていた。これは、私の実体験が有ればこそと、勇気が湧いて来たものだった。あの頃は、私は、いつも、皆に問いかけていた。この精神科の病院の主人公は、「だぁれ?」と、すると、「みんなは、答えた。」「それは、病院の院長先生だ。」と、私は、その都度、「違うでしょ。」「病院の主人公は、患者さんでしょ。」と。あの頃は、1995年だった。今年は2024年だから、29年が経過したことになる。だから、今では、「病院の主人公は患者さんです。」と、皆が言える様になった。
そして、一人一人が、自分の病気について、知るようになってきた。「己を知れば百戦危うからず」とも言い。今までは、病気を悪者扱いにして、排除し、人に知られないようにと、ごまかしていた。私は思ナう。人はこの世に誕生し、病気をし、老いて行く、そして、いずれは死んでいくのは、ごく当たり前のことなのです。僕は死にません。私は死にませんと言うことは、ないのです。そして、病気も、どんな病気になるかは分からないのです。病気を選ぶ訳にはいかないのです。だから、どんな病気になっても、「受けて立つ」しかないのです。だったら、パニック障害でも、うつ病でも、発達障害でも、高次脳機能障害でも、「受けて立つ」なのではないでしょうか。特に、日本人ならば、お互いに助け合って、一人一人が、安心して、暮らせる社会になれば、もっともっと、幸せな日本国がやってくるような気がします。それには、本当の事を、伝えて行くマスメディアがないと、社会全体は、「明るく・爽やかな」な風は、吹かないでしょうね。