え。面白いアンケートが届きました。

2020/02/26

それも、研究者が北海道文教大学からです。ふむふむです。目的も書いてあります。障害当事者に対する質の高い就労支援実践を目指し、組織における就労支援実践者の育成・支援のため管理職に対する養成プログラム開発を目的に、①組織における人材育成 ②管理職研修プログラムの開発 ③研修プログラムの効果検討を挙げてありました。

成程、なるほどですね。だけど、アンケートを進めていくうちに、何か、おかしいなぁと、感じました。というのは、もともと、日本では、沢山ある障がい者福祉事業所では、法人格を持っている事業所は、組織運営管理・サービス管理、財務管理、人事労務管理、職員の能力開発、で、ハードと、ソフトの両輪がうまく稼働していくのです。

一つ一つの法人事業所の理念や施設の方針の明確化と徹底がなされて行き、目標を明確にした事業計画がなされて行くのです。今回のアンケートでは、どうも、それぞれの事業所が、いい加減な事業所が多いためか、不平不満が乱立されていた。だから、私は、どう、記入していいものか迷ってしまった。

ということは、申し訳ないけど、いい加減な事業所が、どうも、全国に存在しているのだなぁと、感じました。

やれやれです。でも、現実は、実際は。 法律は、整備されてきても、それを遵守せずに、いい加減にやっていけば、法律違反となり、住みよい社会を形成することは、とても難しいことになります。私は、このことを、絵に描いた餅といったり、砂上の楼閣だとも言います。何故なのでしょうかね。

広島に滞在中に、「宇野千代の一代記」を読みました。明治31年生まれ、自由奔放に生きた人生を彷彿とさせる生き様は、魅力あふれていた。様々な方達との出逢いは、彼女の無鉄砲な純粋さからなのだろうか、それも、高齢になられても、振袖がとてもよく似合っていたことを覚えている。だから、私も、宇野千代さんの真似をして、「まぁ。それならば、お振袖を着てくるのでしたのに。」と、おしゃべりを楽しんだりしますよ。

もう一冊は、「春日局の生涯」を読んだ。これもまた、私の好きなお方である。天能寺の変で、謀反人となり流転する。幼少の「お福」の人生物語です。400年も前に遡るが人間の生き方の根元は少しも変わっていない、「汝自身の道を歩め、そして、人々をしてその言うにまかせよ」一見泰平の世の中は生きやすそうに見えるが、女が自分の描く夢に忠実に生きることはやはり至難の技であろう。人はまさしく、運イコール賭けの人生を歩んでいるに違いない。

「小人閉居して、不善をなす」  春日局のお陰で、もしかして、徳川幕府が長く継続していく礎を創ったのかもと、ひとり無性にうなずいたりもしています。オホホ。