2024/05/22

根無し草だ。～「歴史を粗雑に扱うと、国が倒れる」と、私の尊敬する先生の言葉です。日本のラスト侍の西鋭夫（にしてつお）先生の言葉です。その先生は、常々、日本国民が大切にしなければならないのは、「神話」ではなく、「真実」だ。国の歩みは、美しい事ばかりではなく恥ずかしく後悔する道も通ったが、歴史の真実が国民の誇りの芯となり遺伝子となる。「史実」が我らの鎧であり、日本を護る盾だ。歴史は国の大黒柱なので、歴史を粗雑に扱うと、国が倒れる。」実は、私は歴史が大好きでしたので、戦争に敗れて、広島、長崎に、原子爆弾を落とされ、GHQにより、占領政策が強いられ、日本国民は、本当に苦難の道を歩んできています。GHQの占領政策では、日本国憲法も１９４6年１１月３日に「日本国憲法」として、公布され、翌年の１９４７年５月３日に施行された。この憲法は、アメリカさんが作ったものだった。（しかし、この事実は、学校教育では、教えられてはいない。）今でも学校では、アメリカ産ということは、教えていないと思われる。今年は、2024－1947＝７７年経過しているのにです。私は、歴史大好きでしたので、この真実を知ることになりました。と言うのは、実は、私は白州次郎の書物を結構読んでいましたので、この白州次郎氏と、吉田茂首相とも、とても、親交があり、私は、「武相荘」という、白州次郎のお屋敷に何回かお邪魔したことがあり白州次郎と、白洲正子ご夫婦の生きざまを、感嘆して見学させて貰っていました。特に、白州正子さんの生きざまには、憧れを持っていました。大きな茅葺の家で、昔の庄屋さんのお家だったようです。今現在は、ご夫婦の子どもさんが、そのお家を管理しておられます。娘さんご夫婦です。牧山桂子さんと、牧山佳夫氏です。しかしです。西鋭夫氏を知ってからは、白州次郎氏のこと、吉田茂元首相のことも、日本の歴史の真実ではないことを知ってしまったのです。私は、なるほどなぁ。白州次郎氏は、当時、御用学者にうまく載せられて、何冊かの書物を書いておられます。「人の手柄を自分のものにする」で、名声と権力を得られた人だったということが分かったのです。私も、この真実を知ることにより、驚きでした。そして、アメリカ製の日本国憲法も知ることになり、これも、なるほどなぁ。と、感心したところです。日本国憲法の平和憲法も、日本を貶める為の、平和憲法９条だったとは、実は、今の政府も、防衛費について、日本の政治家ですら、真実を知らないのではと、驚いている。

我が家は、お寺でしたので、古い古い、掛け軸があります。大森の栄泉寺の住職の仏乗禅師の、お釈迦様の誕生会もあります。そして、曹洞宗の永平寺７１世住職の管主の高階隴仙禅師の弟子をしていた、小野山浩道老師が、瑞応寺の僧侶が戦死をしたことで、お寺を救うのも「仏作仏行」だということで、高階隴仙禅師の口添えで、この瑞応寺の住職をされたのです。その為に、沢山の高階隴仙禅師の書を持って来られました。なので、寺院だまりの襖にも、とても有難い隴仙禅師の書が貼り付けてあります。

と、思うと、こんな田舎の我が家にも、昔々のご先祖様方の、貴重なお宝が存在しています。そして、これは、「本物」ですので、事実なのです。

だから、私は西鋭夫先生の言葉は、身に染みて分かるのです。

「歴史を知らない人間は生きる軸がない。根無し草だ。」

「歴史を粗雑に扱うと、国が倒れる」も本当だと思います。