朝ぼらけ有明の月とみるまでに吉野の里にふれる白雪  坂の上の是則平安前期の歌人

2023/08/09

この有明の月は、残月とも言い、夜明けにまだ残っている白い月のことなのです。この百人一首の歌は、吉野の里に雪が降るころですから、晩秋のころかな。実は、この暑い夏の朝には、必ず、西の空に白い月が、見えるのです。悠久の昔から、日本人は、こうして、自然界を愛でながら暮らしているのです。凄いでしょ。1000年も昔のことですよ。ちゃんと、DNAが受け継がれているのです。ありがたいことですね。

今日も、私のお気に入りのブログを見ると、大江高山火山群と真夏の田代が広がり、その高い空に、有明の月が写っているのです。わぁ。いいなぁ。と、うっとりです。実は、我が家からも、三瓶山が見え、そして、西の空に、有明の月が見えるのです。自然界は、変わらずに、悠然としている姿には、感動です。