おはようございます😃☀

2019/11/22

今朝は、広島で朝を迎えています。窓の外はようようと世があけようとしています。広島城の🏯駐車場には、大型バスが🚌20台も、止まっています。いつもと違う朝です。昨夜は、とうとうMさんから借りていた「閉鎖病棟」を、読み上げました。私は、もう!驚きと、感動とがごちゃ混ぜになって、私の頭の中は、感動の渦が巻いていた。直ぐにでも、この感動を、綴って置かなければと。しかし、もう12時を回っていたので、断念し、今朝になった。なぜ凄いかは、作者が帚木蓬生氏で精神科医なのだ。なぜ凄いかは、「患者」の視点からで、また、その患者を「患者として」ではなく、「一人の人間として」「心を持った人」として、物語が進んで行く。精神病棟の中の人間像が、病棟の中における、一人ひとりの人間模様がたくみに描かれている。とかく、患者側と医療者側が、それぞれ、別個のものとしての書かれ方が多い中、帚木さんのタッチは、丸で違って、とてもスムーズに読む事が出来た。私にとっては、とても、小気味いいタッチには、感動ものだった。最終章では、チュウさんは、「証人召喚状」を持って、裁判所に出かけた。「午後1時、304法廷に出頭せよ」と、法廷に入り、証人台に上がり、氏名確認の後、宣誓文を読まされた。〜〜すべてを警察に任せても良かったのではないですか。の、質問に、「警察は駄目です。」このセリフは、私は妙に納得でした。実は、私も松江の裁判所に出かけ、「情状証人」として、証人台に上がり、同じようなセリフを言った事が思い出されたのです。

そう言えば、今日においても、「医療の範疇」「福祉の範疇」「警察の範疇」かは、曖昧模糊としている現実なのかもしれない。

しかし、いかなる時代にあっても、「人として」は、基本であると言える。