2019/01/06
お正月のおせち料理がありますので、台所ではお料理をせずに、私はゆっくりなのですよ。おせち料理の重箱を片づけて、「又、来年もよろしくお願いしますね。」と、お礼します。お雑煮椀も、漆塗りですので、熱めのお湯で湯通しして、ふきんで拭きます。昔は最後に絹で拭いて仕舞っていましたが、三回くらい、乾拭きします。
だから、お正月は、寝正月と言うのでしょうかね。そう言えば、若い時は、寝ても寝ても眠たい時がありましたね。本当に摩訶不思議です。いっぱい時間が出来ましたから、ゆっくりと本を読みます。お正月には、いつも求める本があります。婦人画報の1月号です。今年の1月号は新年特大号の「天皇陛下と皇后陛下」寄り添いの一本道が特集で載っていました。P58〜P 117どのページも素晴らしいものでした。
天皇皇后両陛下の譲位という決断についても、江戸時代までは譲位はむしろ常態であり、譲位がならわしとなった奈良時代の聖武天皇から幕末の光格天皇まで、実に7割方の天皇が譲位しているという。明治になって、皇室典範に、終身在位を決めた経緯があるようです。となると、明治以降の皇室典範が特異だったといえます。
いやはや、長い歴史をしっかり見つめる時代の到来ですねー。
そして、五木寛之の「親鸞」上・下を読んでいましたので、今日は下を読むことが出来ました。上・下編は、親鸞の幼児のころから30代にいたる放浪、勉学の時代。そして流刑者として越後へ送られ、やがて関東で家族とともに暮らした時代を小説にしてありました。実に、よく書いてありましたね。850年も昔の物語なのですが、現代にも、「人間の生き様」は、「根っこの部分」は「同じ」だなぁと、深いですねー。