2018/11/20
から、生きる目的は一応は「幸福になるため」と言えます。ところが、どんなに努力しても、なかなか幸せになれないのは、幸福に二つあることを知らないからです。それは、一つは、「相対の幸福」です。誰もが今まで求めていた、比べて分かる幸福。これには、幸せになれない三つの弱点があります。1、どこまで求めても、キリがない。2、喜びが続かない。3、死んでいく時には、総崩れになる。二つには、「絶対の幸福」です。「歎異抄」(たんいしょう)に、「摂取不捨の利益」(せっしゅふしゃのりえき)といわれる。「摂取」とは、おさめ取る、ことですから、完成があるということです。完成があるから、大満足できると言うことです。「不捨」とは、捨てず、ということですから、変わらないと言うことです。変わらないから大安心できると言うことです。大安心・大満足の幸福を「摂取不捨の利益」といわれ、これを今日の言葉で、「絶対の幸福」と呼んでいます。凄いでしょ。
仏教では、本当の生きる目的は、完成であり、死によっても崩れない、大安心の大満足の絶対の幸福になることだと説かれています。そういえば、相田みつをさんの名言集にもあったよね。「幸せはいつも自分の心がきめる」ってね。
Copyright (C) 2014 社会福祉法人 亀の子. All Rights Reserved.