2017/11/08
昨日、平成29年度大田圏域精神保健医療福祉連絡協議会が開催されました。
その中で、大田圏域版で(新)島根県保健医療計画精神疾患(案)素案暫定版、10月3日時点での協議がされました。現状と課題の所で、当大田圏域においては、石東病院に外来機能及び入院機能があり、精神科医療の拠点となっています。圏域完結率は入院では、67%、外来では、72.7%であり、圏域外の医療機関との連携が必要です。ということは、入院患者さんは、こころの医療センターや西川病院へ入院している人が33%いることになります。また、外来についても、27%の人が、出雲や浜田に通院していることになります。
確かに、当亀の子の利用者も自分でチョイスしていますので、自分に合ったところを選んでいるようです。
その分、当事者が医療について、積極的に信頼関係の置けるドクターをチョイスしていることになると言えます。
(2)の精神障がいにも対応した地域包括ケアシステムの構築も、心の健康問題を抱える人等も含め、社会的ひきこもり等々心の健康保持・増進や早期発見、心の健康についての普及・啓発や相談体制の充実、他機関、多職種との連携、相談支援者のスキルアップが必要です。
(3)多様な精神疾患等に対応できる医療連携体制の構築
【施策の方向】についても、精神障がいにも対応した地域包括ケアシステムの構築が盛り込まれています。
私も、その施策の方向性について、とても嬉しく思いましたので、質問してみました。
高齢となった精神障害者については、これまで利用していたサービスの継続が困難となり、地域生活移行、地域定着が進みにくい状況にあることから、今後、共生型サービスの導入及び整備を進めて行きます。と書いてありますが、具体的に、先駆的に我が国で取り組んでいるところがあれば、教えていただきたい。と、質問してみました。
その答えについて、まだ、明確に答えられないので、島根県として、先駆的に実施しているところを調べてみますとの事だった。保健所のA保健師は、それは、「富山方式のことかも」と、話されてはいました。
そして、他には意見はないですかとの問いに、三瓶友の会(当事者会)の佐貫さんから、「僕は、言うことがないですが、とても快適に暮らしています。一つお願いしたいことは、病院に対してです。今の石東病院は、坂道を上がっての病院です。僕たちも歳を重ねますので、できる事ならば、大田駅前の以前パルの有ったところへでも、診療所を作って欲しいです。」
私は、あぁ!やっと、当事者自身が物申す時代が来たのだと、とっても嬉しく思いました。
新しい時代の幕開けが、やっと、やっと、開けそうです。