2017/09/25
昨日の「徂徠(そらい)豆腐」の話を、最後までしておこう。豆腐や吉兵衛は、毎日、おからを届けていました。11月も半ばを過ぎ、12月になりました。吉兵衛は風邪をこじらせて、おからを届けることができませんでした。その12月の14日の吉良上野介の江戸屋敷に、赤穂浪士が討ち入りと聞き、吉兵衛はその江戸屋敷まで風邪をひいているのに出かけて来た。本懐が遂げられたと町中大喜びであった。次の日吉兵衛は、ぐっすり寝ていたが、夜中に「火の手」が上がり、吉兵衛の長屋は「まる焼け」となった。その日の夕方、焼きだされた吉兵衛の元に、お見舞いに上がりましたと言って、10両を置いて行ってしまった。そして、開けて、元禄16年、浅野内匠頭筆頭に47士が切腹と命が下された。そこへ、立派な武士が「上総や」さんを訪ねて参られた。「この度の赤穂浪士の討ち入りの処分について、お上から、八百石をいただき、召し抱えられました。そして、切腹と処分をいたしました」吉兵衛は、腹を立てて、「何故、赤穂様が切腹か」と。「武士道の鏡であり「あっぱれ」と言えども、幕府を恐れない所業として、「切腹」の命がくだされたのだ。もののふの理だ。お分かりいただいたかな。前に10両ここに10両持参しました。豆腐の冷ややっこ20文、治めて下され、おから代です。」吉兵衛は、有りがたく、「遠慮はしませぬ」人の情けの鏡とする。いやはや、面白きかなでした。
そうそう、結婚披露宴のお話もしておきましょう。出雲市の駅のちかくでありました。私は初めての披露宴会場でした。新しい時代の幕開けだなぁと、感激一杯でした。お二人はどうもお酒が大好きなようでしたので、まず、お婿さん好みのカクテルが披露です。名は「月見に一杯」です。お嫁さん好みのカクテルの名は「花見に一杯」です。それも、その披露宴会場にバーテンダーのコーナーがあるのですよ。だから、私もそのコーナーに行き、「花見に一杯」のカクテルをいただきました。そしてね。ウエディングケーキが、またまた凄かったです。月見に一杯とか、花見に一杯ですので、花札🎴がいっぱい並んだケーキだったのですよ。もう!日本人のケーキだなぁ!と、感激でした。そしてね。ウエディングドレスも、素敵でしたよ。淡い色のドレスがとっても可愛くて、彼女にぴったりでしたよ。うふふ。「幸せいっぱい」の彼女は、ナンバーワンでしたよ。
そしてそして、また、新しい日が巡ってきました。以前ここを利用していた彼女が、尋ねて来てくれました。
東京の彼のお墓参りをして来ました。お土産ですと、今から私の両親のお墓参りに行ってきます。と、では、ご挨拶をと、その彼氏にご挨拶をしました。とっても、優しそうな方で、安心したところでした。本当に、人生は、本日ただ今を、ご先祖に感謝して、今を一生懸命生きることなのですよね。