2016/03/14
私は朝から少し緊張気味です。着物もお祝いですので、一つ紋のお召にします。お祝い用の帯を締めます。丸帯です。帯揚げも帯締めもお祝い用にします。扇子も礼を尽くして身につけます。お祝儀を友禅染の布に包み持参します。こうすると、自分ながら、日本人の誇りが少しはみなぎります。襟を正して、お品よくと、言い聞かせます。そして、いよいよ竣工式に臨みます。会場に着くと、もうすでに、三島夫婦がお出迎えです。まだまだ、若いご夫婦がよくぞここまで来られたことだと、感心です。すでに竣工式の会場はちゃんと設えてあります。亜希子さんから聞いていた会場正面には、100号の絵画を置くと聞いていたので。聞いて見た。今日の竣工式が終了すると、飾るとのことだった。もうその絵は、隣の部屋に届いていた。100号もするので、凄いものだった。井上信子さんの絵で、高齢の方の絵だった。その絵は真ん中に髪の長い若い女性が、黄色地の花柄のロングスカートを装いカーディガン姿が、とてもほのぼのとしてやさしい、今日の「スマイル」と「フレンド」の命名にぴったりの感だった。その絵は、お母様の娘への「プレゼント」だったようだ。大きな愛も感じることができた。丁度、彼女の姿とよく似ていた。私は、その絵のポストカードを所望した。うふふ、私は何枚もいただいた。本当に嬉しかった。いよいよ開会す。竣工式が始まった。司会進行は、亜希子さんの夫が進行された。まず、理事長挨拶があった。三島亜希子理事長が挨拶をされた。若いのに、実に朗々として自分の熱い想い、願いを、実に、凛としてのご挨拶だった。もう「ブラボー!」だった。続いて、来賓あいさつとして、大田市長代理として、原田健康福祉部長が挨拶をなさった。原田部長は、私もよく存じ上げている方だった。そして、そして、私がご挨拶をする順番が来た。そうそう、亜希子さんへの祝辞だと、覚悟を決め、精一杯ご挨拶することが、なんとか叶えられた。本当におめでとうございました。建築士、施行建設会社へのお礼が述べられ、無事に竣工式が終了した。
終了後、なんとNPO法人エンJOYの理事の一人に、高野春美さんが居たのには、びっくりポンでした。私は無性に嬉しくて、彼女に亀の子工房まで、乗せて貰い、帰りつくことができた。久しぶりの出逢いだったので、事務所に寄って貰い、よもや話をすることができた。
彼女は私の竹馬の友でもあり、当法人にも長く勤めていただき、私の恩人でもあった人なのだ。もう感激一入だった。