東京都心雪の為、交通機関が乱れています。

2016/01/18

東京都心、大雪です。皇居も雪景色で美しい映像が映し出されています。とても、静かで、ビューティフルなたたずまいです。

その美しい映像を見ると、何故か、私は忠臣蔵の映画場面が過ります。12月14日の深夜、雪を蹴立てて、サク、サクサクサクサクサクサク-俵星玄蕃・三波春夫の歌が脳裏に入ってきます。ほんに不思議な事です。

午前中は、役職会議があり、11時からは親和会の新年会です。大慌てで、11時からの防災センターで、滑り込みセーフで間に合いました。清水会長のご挨拶があり、続いて、私の新年のあいさつをさせていただきました。本日は、新会員も加わり、とても和やかな会となりました。私も久しぶりでしたので、何故、亀の子が誕生したのか、そしてこの親和会が無くてはならない家族会だったのか、20年前を振り返ってお話をさせてもらえることができた。丁度、21年前の1月17日に淡路神戸大震災が発生し、その2日後に亀の子村ファミリーワークの開所式が挙行された。その当時の会長が板木仁会長だったこと。その当時の親和会の会員が今では、一人も居られず、世代交代となっている。だから21年前の親和会は、病院家族会から大田地域家族会「親和会」として、病院から脱皮した、家族会となった。家族会があったから無認可の共同作業所を建てることが出来たのである。私にとっても、家族会は大恩人なのである。 20年前を知らない今の会員さん達へ、私は恩返しをしなければいけないなぁと、感じています。

新人のある親御さんは、私に責任があるのですよ。子どもを社会復帰させるのが私の責任だと思っています。だから、なんとか元気になる様にお手伝いしたいです。同じ町の人たちには、我が家のことはなかなか言えませんし、でも、町の人は声をかけて心配はしてくれますけどね。   そうですよね。新人の会員さんは、だいたい皆さん、親の責任だと、感じておられます。

そこが、大きく違いますね。親の責任だと思っていると、子どもはいつまでたっても、親から離れません。親も、子どもに対して、自分の育て方で、病気になってしまったと、親自身を責めてしまいます。だから、ご近所にも、ありのままをお話しすることができません。子どもを見ても、同情したり、かわいそうな子どもだと、余計に子供を哀れな子だと、子供まで責めてしまいます。

子どもや、親自身を責めることによって、余計に、子どもも、親も孤立してしまいます。 それをネガティブ思考、否定マイナス思考ともいいます。マイナス思考になると、負の連鎖が始まってしまいます。

それを打ち切ることが、親として寛容です。  親の責任ではないことをしっかり、気づくことが重要です。

「随処に主となす」は、自分の人生の主人公は自分である。ですが、となると、親の人生は、親の物です。

となると、母親は母親の人生を、父親は父親の人生を、子どもは子どもの人生を、だから、自分で自己決定し、自己責任をもち、自己実現していくことになります。

だから、子ども自身が、親のせいで、病気になったのだ。と、言った時は、子どもはまだまだ親から自立していないのだなぁと、気づくことが大切です。そして、どうしたら自立に向かうのか、親や病院や亀の子の職員に依存(甘え)するのか、依存することは、本人の自立とは全く違う方向に行くことを、諦めずに、気づかせるように支援していくことが大切です。

当事者達が自分のありのままを受け入れ、自分の人生の主人公は自分なのだと気づいた人は、この亀の子でも、輝いています。