餅つき大会です。

2016/01/06

本日は、大きな臼を借りてきました。毎年、長久町の職員の家の大きな臼を貸せてもらっています。沢山のもち米をいただいたので、大大の餅つき大会です。なんと2斗も仕込んでいたのですよ。

すると、どうももち米とただ米が混じったようです。「変だな? おかしいな?」です。とうとう、理事長が出てきました。

「今、閉まってあるところを確認したら、「もち米」が残っていたけど、どうしてなんだ!」 「・・・・・・・む」

私は、「まぁ。今年は、ばは餅でやりましょう」と。うふふ、ばは餅とは、ただ米ともち米でついたお餅のことです。

今の若い人は知りませんね。これが結構おいしいのですよ。粘り気が少なくて、さくって切れやすくて食べやすいですね。とんと昔は、私たちの子どものころのおやつでした。大人の人は、「はしまん」だと言っていましたね。

今日は、全員が自由にお餅を食べてもいい日です。お雑煮に、きな粉餅に、あんこ餅と、大判ふるまいです。

私は、美味しそうに食べている、今年に成人を迎えた二人に声を掛けてみました。

「お正月に、お雑煮をいくつ食べたかな。」すると、「食べていません」「お餅嫌いですから」「え!」「家ではお餅食べません」

「え!」私の頭は「ちんぷんかんぷん・・・」それにしては、二人とも、お雑煮を食べて、きな粉餅、あんこ餅をお代わりして食べています。  私は、嬉しくなって、「あぁ~・やっぱり日本人だ」と、安心したところです。

又、一人暮らしをしているメンバーに尋ねて見ました。「僕は、家では食べていません」と、他の若いメンバーにも聞いて見ました。すると、我が家では、餅はまだ食べていません。と・・・・

「もう。びっくりぽん」です。日本国に生まれたならお正月は、お雑煮をいただきます。それも、元旦にいただくお雑煮は、格別です。特に、この大田地方では、五色に椀盛りをします。五色とは(かつを・岩のり・セリ・スト蒲鉾の繊切・錦糸卵)です。  なぜなぜ、このことが繋がっていないのでしょう。  もう残念・無念です。

日本の精神文化が、だんだん廃れていくようで、悲しい思いでいっぱいになったところです。

いやはや、このことは、ここ大田市の亀の子だけの現象ではないようです。

21世紀を迎えている、日本国も、もっと、襟を正して、日本の精神文化を大和魂をプリンシプル(原理原則)に立ち戻り、ぶれることなく生きていくことが求められています。