桐一葉落ちて天下の秋を知る。片桐且元(戦国の武将)

2014/09/04

私たちは、今、凄い時代を迎えているような気がします。

大災害が次々と、容赦なく起こっています。放射能汚染で、福島県は苦渋の辛苦を体験しています。

原子力発電所の是非に向けて、躍起になっています。我が国は、経済最優先で新内閣が登壇です。

どう舵を執るのか、正念場の時代の到来です。

「桐一葉落ちて天下の秋を知る。」と、片桐且元の言葉とされている。私はその昔、鈴木ビネーの知能検査の中での、この格言が無性に気になっていた。昔の武将は凄い武将が居たものだと、感心しきりだった。歴史が好きな私は、何故、こんな格言が生まれるのかと、不思議だった。

どうも、桐の葉は、他の葉よりも落ち葉が早く散る、そのことで、秋の訪れをいち早く知ることができるということだった。戦国武将の片桐且元は、豊臣の時代が亡びたことを予見した言葉とされるが、一事を見て大局を知ることは、凄い事だと思う。

私は長い間、この精神保健福祉の仕事をしていて、この言葉が気になって仕方がなかったが、この年になって、ようやく、この意味が理解できるようになった。

当事者主体の関わりから始めようと、心に決めてきたが、ようやくにして、光が見え始めてきた。

しかし、その道のりは、まだまだ険しいようだ。 前に向くしかない。もう、一息だ!