お早うございます。学校は2学期の始まりです。

2014/08/29

小学校の子供たちは、一足早い2学期の始まりです。

夏休みの宿題をかかえて学校です。我が家の孫も、ランドセルより大きい作品を背中に背負って、元気よく「行ってきま~す。」と、出かけました。今年の夏休みは、「夏だ!」と言う日が少なく、雨降りの多い夏休みになったようです。

どなたにも、夏休みがありましたね。うふふ、私にも夏休みがありました。昭和の戦後の夏休みでした。

電車はSLが走っていました。大田駅から静間へ向かう機関車は、黒い煙を吐いて走っていました。

陸橋の下は大田川が流れていました。子供たちは、麦わら帽子をかぶり、その陸橋の下の川の流れで水遊びをしていました。少し下流では、その水を堰き止めて、そこまで泳ぎに行っていました。

ラジオ体操は、近くの上級生のお家の庭で、やっていた。ラジオ体操のカードに丸印をして貰っていた。朝食を食べると、全員が集会所へ集合し、上級生を中心に長机で、「夏休みの友」をやった。

その集会所の前の小川には、ザリガニがいた。その場所には、曲松と言う、バス停があり、鳥井方面へ行くバスが通っていた。小川の奥には祠のようなところに、お地蔵様が鎮座していた。そのお地蔵様の社のように大きな曲がった松が門のように建っていた。子どもの頃、みんなでその大きな曲がった松の上にのって、遊んだ。男の子たちは、その松を伝って、集会所の2階の山へたどり着き、そこから、2階の集会所に出入りする子もいた。ガキ大将がたくさんいた。

実によく遊びまわっていた。朝間早くから遊び、お昼は、お家に帰り、お昼ご飯を食べたら、家族全員が、後ろの廊下でお昼ねをしたように思う。

すると、キャンディの白旗をつけた大きな箱を積んだ自転車のおじさんが、鈴を鳴らしてやってくる。「あ、キャンディだ!」「買って!買って!」と、ねだる。「じゃ、お前たちだけだ」と、15円をもって、「キャンディー。くださ~い!」と、赤のボンボンキャンディだ。

私は、妹と弟に1本づつ渡した。おいしそうにしゃぶる子ども達をみている両親が、実にいい顔をしていた。  よく遊び、よく寝て、大らかに、暮らしていたような気がする。

さぁ、さぁ、あなたの夏休み、思い出して見ませんか。