2025/04/17
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明かりて 紫だちたる雲の 細くたなびきたる~枕草子
作者は平安時代の清少納言です。源氏物語る紫式部と同じころの女性作家です。平安時代ですので、西暦で言えば、紫式部が宮仕えしていた頃ですので、1008年~1010年の頃です。令和からすれば、1000年も昔のことですね。 あの千年の昔の人達は貴族の方達は、女性も男性も、日記を書いていたのですよね。あの頃の生活は、電気もないので、どんな暮らしだったのでしょう。どうも、朝は早く、午前3時頃に起きるのが一般的で、午前3時は、皇居の門が開かれる時間で、門が開く時に、太鼓が鳴ったのです。当時は十分な料の食事は、昼と夕の2食が基本で、朝食はお粥で済ませていた。宮中には、7時前に出勤していた。仕事は、午前中で終わり、帰宅後、昼食を摂っていた。夕食は午後4時頃で、夏は19時頃、冬は18時に就寝していた。そして、3時に起きるという8時間睡眠が一般的でした。うふふ。令和の時代の今を考えてみると、とても、平安時代が、ゆったりと、優雅に、とても時間を大切に過ごしている様子がうかがえますね。
そうですね。私は歳を重ねてきたようで、本当は、もっともっと、時間を大切にして、「今」を大切に生きて行くことだなぁと、つくづく感じますね。だから、あの時代の、「枕草子」を読んでみても、あぁ。日本人は、もっともっと、「今中」を大切にして生きて行く時代の到来だなぁと、感じますね。だってね。「枕草子」は、春はあけぼのだよ。夏は夜がいいよ。秋は夕暮れがいいよ。冬は早朝がいいよ。と、何でいいのか、その訳が悉く述べてあります。私は、いちいち、そうだよね。1000年の昔も、今もその春、夏、秋、冬の景色の情景は、変わらないものね。私は特に、三瓶山の麓に暮らしていますので、季節の移ろいに毎日が感動していますので、よりそう思う私がいるようです。なんか、とても嬉しいのですよ。やっぱり、日本人に生まれて来て良かったです。