私は、何故か、今の日本人は、不甲斐ないほど、志が低いなぁと、感じています。

2025/02/17

何故だろうかと、考えてみました。実は、昨日の2月15日は、お釈迦様が入滅された日だったのです。私はお寺ですので、お釈迦様の涅槃図を本堂に掲げて、涅槃団子をこしらえて、お供えして、お勤めをしました。他のお寺さんでも、五色の涅槃団子を作って、お供えをしましたよと、LINEが送ってきました。なので、私は、このことを、お友達に、LINEで送信しました。すると、大抵の人は、「まぁ。お釈迦様の入滅なさった日なのですね。知らんかったわ。」と、初めて知りましたと言う人ばかりでした。中には、「お釈迦様のお誕生は、4月8日は、知っていますよ。」と、返事が返ってきました。そうか、実は、2月14日のバレンタインデーは、日本人は、みんな、知っていますし、チョコレートを贈ります。そして、不思議なことに、LINEでバレンタインデー・チョコと、送信すると、バレンタインデーの画面が出てくるのです。私は、あぁ。日本人は、見事に、こんな情報操作で、コントロールされてしまっていたのだなぁと、気づくことになりました。

もともと、日本人は、子どもの頃から、4月8日の「花まつり」行事で、「白い象」さんを曳いて、「花まつり」をお寺さんに行き、「天上天下唯我独尊」のお釈迦様に、甘茶をかけて、お祝いをしていました。

それなのに、クリスマスのお祝いだと言って、「シャンパンだ。」「クリスマスケーキ」だ、「クリスマスプレゼント」だ、「クリスマスツリー」だと、賑やかなことです。本当に摩訶不思議ですね。実は、私も子どもが誕生して、クリスマス会をしていましたね。その時、大正生まれの両親も、明治生まれの祖父母も、「西洋のクリスマスだがなぁ。日本人は関係ないのになぁ。」と、言っていましたね。

今、思うと、何でもかでも、欧米化、欧州化と、憧れていたのかも知れませんね。

そうなんです。私自身も、欧米化は、何か、「胡散臭い」と、若い頃から感じていましたので、アメリカやハワイには憧れていませんでしたね。どちらかと言うと、ヨーロッパには、芸術の都だなぁと、憧れていましたね。だから、フランスのパリには、妹夫婦がいましたので、10日間、パリの街を、毎日楽しみましたね。美術館はルーブル美術館(ここは、2日間位みないと、1日では無理ですね。(世界一の美術館かな。(私は主に、ミロのビーナス(彫刻)・モナ、リザ(レオナルドダヴィンチ、1503年作・民衆を導く自由の女神、ドラクロワ、1830年作などなど・オルセー美術館(元々は、1900年のパリ万国博覧会開催に合わせて、オルレアン鉄道によって建設されたオルセー駅の鉄道駅舎兼ホテルであったのです。だから、かまぼこ型になっていましたね。作品もいっぱいありましたね。この時に、私はもう一度見たいからと、2階に上がったのです。そして、次に降りようと思って日本人の方に、声を掛けたのですが、返事がなかったので、「貴女はジャニーズですか、チャイナーですか?」と言ったら、「チャイナー」と言われ、「エクスキューズ三―」と言って、探して降りたことを覚えていますね。しかし、本物の絵は、凄かったですね。ミレーの晩鐘・ルノワールのダンスも有ったし、ゴッホの絵も有ったし、モネの絵も有ったし、確かゴーギャンのタヒチの女も有った。いやはや、溢れるほどありましたね。

そして、オランジェリー美術館モネの「睡蓮」の美術館なのです。モネの睡蓮の絵は、朝から昼~昼下がり~夕暮れ~夕闇~夜の闇~早朝~の「光」の演出がおもしろいのです。私は真ん中に大きなソワァーが有ったので、それに寝転がって観ていましたね。

そして、そして、実はイタリアのでも、フレンツェでは、ウフィツィ美術館に行くことが出来たのです。イタリア最大を誇る「ウフィツィ美術館」へ行けたことは最高でした。幸いなことに、日本版の「ウフィツィ美術館の雑誌」が有ったのです。もうもう、ゆっくりと、ゆっくりと、じっくりと、「本物」を見ることが出来たのです。ボッティチェリの「春」「ビーナスの誕生」・レオナルド・ダビンチの「受胎告知」ミケランジェロ・ラファエロの絵もあります。