2025/01/20
今朝の亀の子での朝礼です。今日は「大寒」の日です。二十四節気の「一年で一番寒い日」とされています。昔からこの「大寒」の頃に甘酒がよく飲まれていました。私の子どもの頃も、おばあちゃんや、母親が、作っていました。あの頃は、炬燵に入れて、保温してありました。嫁に行ってからも、嫁入り先では、姑が作っていました。そして、今は、私が作って、家族に呑んで貰っています。そこで、今朝の朝礼で聞いてみました。すると、昭和の生まれの人は、飲んでいた人がいましたが、平成生まれの人達は、「そんな甘酒なんて知りません」と言う人が、大方でした。あぁ。そうか。今の人は、知らないのだなぁと、悲しくなりました。折角日本人に生まれていますので、日本の良さを味わってほしいなぁと、思い、私は、「じぁ。この大寒から、立春の間が「寒の期間」だから、その期間に、私が、甘酒を作って皆様に披露しましょう」と、宣言しました。実は、この寒の水で、お酒や、味噌や醤油やみりんを仕込むのです。この寒の水は、雑菌や不純物が少ないために、この時期に仕込むのです。昔の人達は、凄いですよね。ちゃんとちゃんと、意味が有ったのです。我が家でも、昔は鏡餅も、押切で切って、寒の水に入れて、保存していましたね。今では、丸い餅も搗いて、温かいうちに、重ねて冷凍保存するのですよ。(時代が変わりましたね。)
しかし、こうして、日本人の私は、歳を重ねてきた年月を振り返ると、この亀の子を立ち上げてからも、家族会のお母さん方が作ってきて下さったり、他の作業所の職員が作ってきてくださったりと、私は、今までも、沢山の方達にご馳走になっていました。と思うと、摩訶不思議だなぁと、思っています。あぁ。私の番が回って来たのだなぁと、嬉しく思います。
日本人に生まれて良かったなぁと、もの凄く有難く思います。