我が国・日本国は、世界最古の皇統の国であるということも。日本はどうやってできたのか?

2025/01/07

日本人はどんな民族なのか? すべて忘れてしまい、まるで脳の一部分を切り取られてしまったかのように、スッポリと「古事記(神話)」の記憶が抜け落ちているのが現状です。多くの日本人が「古事記(神話)」の記憶を失いつつある今、何千年、何世代にも渡り脈々と繋がれてきた「日本の歴史の糸」が途切れかけています。そこで、「日本はどうやって誕生したか?」「私達日本人はどんな民族なのか?」といった重要な日本人のルーツを取り戻してもらうために、宗教学者・島田裕巳博士の協力を得て講座を聴くことになった。

とても、日本人は重要なターニングポイントにいます。時代を超えて、日本人のみならず外国人までもが魅了された書籍の正体は、「古事記」です。実は「古事記」は、日本最古の歴史書として、日本人のアイデンティティの源流を記した貴重な文献です。国生みの神話から天皇家の系譜まで、日本文化の基礎となる重要な物語りが記されています。現代の日本人の価値観や考え方にも通じる神々の物語りの中に眠っており、年中行事や風習の起源なども古事記を通して理解することができるのです。しかし、戦後は学校で「古事記(神話)」について一切教わることなく今の日本人は、自分たちの国が2000年以上続く世界最古の国である事を知りません。

古事記は、江戸時代の天才学者・本居宣長(もとおりのりなが)の書物があります。その書物を、20世紀最大のレビィ・ストロース教授が言っています。「この本は、比類なき巧みさをもって、世界の神話の重要なテーマのすべてをまとめあげている。世界中のどこを見ても、これほどしっかりした書物は存在しない。」とまさにヨーロッパ学界を震撼させた。

古事記とは、8世紀初めに成立した現存するわが国最古の歴史書・文学書。数多く口伝えを、天武天皇が稗田阿礼に命じて覚えさせ、元明天皇が太安万侶に書きとめさせたもの。天地開闢に始まり、イザナギノミコト・イザナミノミコトの国生み神話、須佐之男命の大蛇退治等、神代より推古天皇に至る皇室の系譜を中心に、我が国古代の神話を中心に、我が国古代の神話・伝説・歌謡を収録している。【岩波文庫・倉野憲司校注】

どうも、多くの日本人は、本当の「日本国」を知る時が来たようです。