晃晴の会・35周年 特別企画舞踊会 後援として、国際ソロプチミスト大田も。

2022/11/28

国際ソロプチミスト大田の会員の中に、「晃晴会」の藤間晃晴さんなのです。息子さんの藤間彦哉・お孫さん達も「お月見」「菊づくし」と、古典伝統文化を、ここ大田市で継承されてきました。そして、今年は35周年ということで、一般公房による小中学生が出演されました。実は、私も昭和44年、1969年~の2年程、藤間流を習っていました。若い頃でしたね。確か、「京の四季」を稽古していましたよ。扇子をもってね。

『春は花 いざ見にでんせ 東山 色香あら そう 夜桜や 浮かれ浮かれて 粋も 無粋もものかたい

二本差しても 柔らこう 祇園豆腐の二軒茶や みそぎぞ 夏はうち連れて 川原につどう 夕涼み

よいよい よいよい よいやさ 』チントンシャン♫

大田市民会館の三瓶山の緞帳(岩谷産業寄贈)の上がりました。舞台には、金・銀の屏風と、松が設えてあります。長唄の「鶴亀」です。結婚式などで踊られた古典調の曲奏が流れます。紋付袴です。いやはや、凛々しいです。舞踊小曲そして長唄が続きます。舞踊小曲には、賛助出演(春鴨の会)の森脇さんです。題名は羽衣です。舞台も常磐津の松が設えてあります。青い海がさざ波を立てているように舞台が設えてあります。

舞台衣装と言うのでしょうか。顔は真っ白に化粧され頭もかつらでかんざしが刺してあります。着物も天女が着る、真っ白に松の木が、揺らいでいます。本当に彼女だろうかと、見間違うほどです。微かにお顔の感じが似ているような。私には、天女が乗り移ったように、妖艶な踊りにおどろきました。

そして、驚いたのは、一般公房の学生さんの、踊りには、驚きでした。それも、長唄でした。演目は、「末廣狩」女大名が太郎冠者に末広がりを買ってこいと、頼むが太郎冠者は傘を買ってくる。末広がり即ち傘も広がるからの意味で踊りだす。女大名もつられて一緒になって目出度く舞い納めする。いやはや、ほんの数か月の稽古だったようですのに、見事に踊り修めできました。中学2年生と小学6年生です。

孫にも衣装でしたね。そして、次には、長唄の「五条橋」です。今日の五条の橋での、牛若丸と武蔵坊弁慶です。これまた、驚きです。身軽な牛若丸と、大なぎなたを振るう弁慶と、バッタ・バッタと、立ち回りが見事です。とても、弁慶役と、牛若丸の衣装も、孫にも衣装でした。

そして、学生たちは、まさに、檜舞台でしたね。

最後に『大蛇』でしたが、その稲田姫にも、中学2年生が躍ってくれました。特別出演の忍原地頭所神楽団からは、笛太鼓も、大蛇も6頭も出演は、みごとでしたね。須佐之男の命は藤間彦哉(息子さんです。)の、

「見得」「みえ」は、素晴らしいものでした。

私は、とても、いい席で見させてもらいましたので、なんか、銀座の「歌舞伎座」に来ているような感覚になりました。感謝・感激・雨・霰 でしたね。