覚悟を決めれば、道は開ける。

2019/12/03

今の世の中、心が迷っている時代だと思いませんか、子どもの世界でも、いじめが蔓延(はびこ)っていますね。勿論、大人の世界でもいじめが蔓延っていますから、子ども世界でも然りです。人間の心が暗くなっている社会なのでしょうね。それは、どうしてだと思いますか、どうも、戦後の社会の姿なのでしょうかね。戦後の時代は、何もかもなかった時代です。必死で、生きていた時代でしたね。「お天道様が見て御座る。」「天知ると知る己知る」と、心を大事にして生きてきました。何もない時代でしたから、ないことが当たり前の時代でしたから、無いことに、苦労はしなかったですね。高度成長期時代から、東京オリンピックや、次いで、大阪万博、東海道新幹線、東名高速道路と、目まぐるしかったですね。だから、あの時代は、物質信仰時代に入っていましたね。だから、私も子どもでしたから、「金が大事か。心が大事か」と、心の中は戦っていましたね。あの当時の親は学校へ行って、立派になって、稼いでこい。私の親は、「今からの時代は、手に職をつけた方がいいからな。その為に勉強をしてこい」「自分で決めたことは、例え失敗しても、覚悟してやったことであれば、大丈夫だ。」と、励ましてくれた。しかし、時代は、どんどん変わって来た。どこで、どう変化したのか、多くの親は、、子どもに対しても、「これだけしてやったのに。」と、物で与えて、「いい子・いい子」を育ててきたのか。お前が一番と過保護にしたり、、傲慢な子どもたちが増えたのか、どこでどう変わったのか、いつの間にか、子供たちの主体性がなくなってきた。実は、この子供たちの主体性がなくなってきた頃に、亀の子を立ち上げていた。当事者達の主体性もなかった。私は、この現象は、病院での、「医療モデル」であると感じていた。病院の管理化による弊害だと、感じていた。病院側も、これだけ、いい治療をしてやっているのに、恢復しないのは、患者が悪いのだ。と、常に上から目線であったように思う。あの頃の当事者達は、とても辛い時代を乗り越えてきている。もう、20年も経過しているから、今は「生活モデル」として、医療も進んできていると信じたい。それでも、今の時代も、どうせ、生きいる価値がないのだと、自死をはかったり、と、本当に心が彷徨(さまよ)っている。

「正直者は馬鹿を見る」などと言い、やりたい放題をし、ずるいことをしたり、見てなきゃいいやと、いい加減にしたり、先生の前では、いい子ぶったり、病院の先生に本当のことを言わなかったり、「後ろめたい」などという言葉も今は、使わなくなったのか。私も、最近になって、「私の人生は、こんなはずではなかったのに」と聞くと、どうすればいいのか、迷ってしまう。要は、自分の人生を、丸ごと引き受ける、覚悟が出来ていないことになるのだろうか。覚悟を決めさえすれば、自ずと、道は開かれると、私は言いたい。