お早うございます。目には青葉 山ほととぎす 初かつを!

2019/05/15

何と、江戸時代の俳人の山口素堂(1642(寛永19)年~1716(享保元)年)作なのですよ。松尾芭蕉とは同門で親交が有った。うふふ。令和の時代でも、しっかりと、通じますね。目にも鮮やかな青葉、美しい鳴き声のホトトギス、食べておいしい、初かつを。春から夏にかけて、江戸の人々も、この季節を楽しんでいたのでしょうね。そして、日本の食文化も、季節を感じながら、季節の味をいただくことは、最高の楽しみでした。初物に手を出すのが、粋な証だったかも知れませんね。私も、初物に対しての思い出があります。それは、明治生まれの大祖母は、初物や珍しいものを、披露すると、「まぁ!めんたし。めんたし。」と言い、「まぁ!まぁ!こりゃ。またまた長生きさせて貰いますよ。」そして、滅多に食べられない物を披露すると、「まぁ!有り難いこと。盆と正月が一ぺんに来たようだこと。」なんて、福の神さんが到来したように喜んでいましたね。

初物を食べると寿命がのびると、初物には他の食べ物にはない生気がみなぎっており、食べれば新たな生命力を得られると考えられ、うふふ。様々な言い伝えが残っています。「初物を七十五日」初物を食べると寿命が75日のびる。「初物は、東を向いて笑いながら食べると福を呼ぶ」「八十八夜に摘んだお茶(新茶)を飲むと無病息災で長生きできる」新茶を贈る風習もあり。なんか、素敵だと思いませんか。この春の季節は、木の芽が出てきますので、山椒の木の芽和えをしたり、蕗の煮しめをしたり、竹の子もニョキニョキ出てきますので、竹の子の木の芽和え、竹の子ご飯、竹の子煮しめをしたりして、この春の旬を愉しみますね。ここ大田で暮らしている皆も、そうして楽しんでいます。そうそう、ここ大田市でも、銀山テレビが普及してからは、大田市をサービスエリアとするケーブルテレビ局ですので、より、大田市内の情報がキャッチされて、市民感覚で視聴することができます。そして、旬の食材を生かした料理番組もあり、とても重宝しているのですよ。それも、その、料理番組での、先生が、知っている人であれば、より親近感があり、大田市内で出会った時も、「あら!この間のアスパラガスの豚肉巻き私も作ってみたわよ!」なんて、お話が弾みます。

うふふ。幸せって、案外と、身近に存在していますね。