心にすむ鬼👹!歌人の馬場あき子91歳を知る。

2019/03/16

Eテレにて、こころの時代で歌人の馬場あき子91歳の番組だった。私は常々、我が心には鬼と福が相住めりと思っていましたので、馬場あき子さんの番組は興味深々でした。お年も91歳でしたので、より魅力を感じました。昭和3年生れでしたので、丁度、母親と同年代ですので、より、懐古するようで惹かれましたね。昭和12年の時に戦争が始まり、9歳の時だった。あの当時は、「勝った!勝った!」と新聞に載っていた。花電車が走っていた。女学校時代で何も考えず、本さえあればご機嫌だった。しかし、昭和19年、16歳の時、大東亜戦争が勃発し、軍事工場に学徒動員されて、一日中働いた。足はむくんで、象の足のようになった。あの時、なぜアメリカと戦うの、と思った。日本は、大きな大陸の横にある細長いレースの様な国なのに、どうして、どうなっちゃうのだろうと。そして、終戦。「死」の感覚が麻痺していた。「人を助ける前に、まず、自分を助ける」時代だった。あの時の心の支えが、「短歌」だった。昭和女子大学を卒業して、中学校の国語、古典の先生となった。あの当時、戦後の子供達は元気いっぱいだった。60年安保運動にも参加し、差別され、その時は苦労しました。その時に、「能」との出会いがあり、般若面「表と裏」鬼の研究の「本」も出ている。人間の情念、地獄を知っていれば、より、その情念は凄まじい。いやはや、私は鬼に惹かれてしまう。ナマハゲも気になる。鬼の焼き物があると、求めて、我が家に飾ってある。なぜこんなにも鬼が好きなのか、「鬼の研究」の本を読む事にしょう。