お早うございます。我が家の玄関を出ると、馥郁とした香がふぁっと。

2018/09/19

剪定して、まぁるくなった金木犀が、黄金色になって、まるで大きなボールのようです。秋の香水です。うふふ。この香りがすると、必ず大祖母の事を思い出します。本堂での葬儀中に、この馥郁とした香りが、焼香をするかのように、穏やかにこのひと時を楽しませてくれました。そして、真っ白いダイサギが、羽ばたいて空に舞っていきました。もう27年も前の事ですのにね。本当に、毎年思い出すのですよ。うふふ。人間って、摩訶不思議です。

そしたら、今日の日は、山形の孫のお誕生日だったのです。うふふ。年を重ねると、嬉しいことも、いっぱい増えてくるのですよ。これもまた不思議ですよね。と、思うと大祖母が言っていたことが、今になってしみじみと分かってきます。星野富弘さんの詩画の中にも、椿の絵があるのですが、「与えられることと 失うことは 同じ重さらしい 散る花があって 咲く花がある。」そして、私の机には、「よろこびが集ったよりも 悲しみが集った方が しあわせに近いような気がする 強いものが集ったよりも 弱いものが集まった方が 真実に近いような気がする しあわせが集ったよりも ふしあわせが集った方が 愛に近いような気がする」

この頃、そんな言葉が無性に入ってきます。そうそう、今朝も朝早かったので、散歩しようかなと、思いましたが、「クマが出没!するぞ!」と、言われ、結局のところ、「赤毛のアン」の本を読んだところです。

不思議なもので、直ぐに、その本の中に入っていく私がいるのですよ。その文章表現が面白くて、ついつい時間を忘れてしまいます。