農福連携で自治体タッグ~40道府県「機運つくる」

2017/07/26

40道府県が参加する「農福連携全国都道府県ネットワーク」が、7月12日発足した。農福連携に関する情報の共有・発信、施策の調査・研究、政策提言などに取り組むとした。会長は三重県の鈴木英敬知事が就いた。もう、日本全国には既に農福連携を推進してやっている都道府県は多い。一昨年の島根県精神保健福祉大会では、愛媛県愛南町の御荘診療所の長野敏弘ドクターの講演は、素晴らしかった。演題も「産業低迷・過疎高齢化の地域で、精神保健医療福祉は地域でどう貢献していくか」であったので、よりそう感じたのかもしれません。その長野先生は、昭和50年代には精神科病床が149だったのが、2016年(平成28年)5月末には、病床数を閉鎖し、御荘診療所にされたのです。私は、イタリアのバザーリアの精神病院ゼロとタブってしまいました。我が国にも、こんなに本気で精神科医療を志す医者がいたのだと、もう感激でした。その長野先生は、またまた素晴らしいです。未来への希望を創造するとして、アボガドの栽培を8年前からてがけておられ、悪戦苦闘しながら、やっと、愛南町の山にアボガドの樹木が育ち始めていると、話された。いくら、法整備が整ったって、人々の「やる気・本気」がなければ、砂上の楼閣であり、絵に描いた餅になり兼ねない。いやはや、「くわばら!くわばら!」です。

そんな中、当亀の子の職員は出張に出かけて行きます。つい先日の21日(金)~22日(土)と、横浜に出かけてきました。あみ結成20周年記念大会でした。刺激があったようです。①精神科医療の適正化と地域生活支援を!!②今も残る課題の克服を!!居場所・ネットワーク・地域格差③暮らしに活きる権利条約を!!

精神保健福祉法改正の問題点なども、活発な意見が聞かれたとのことでした。うふふ。とっても刺激になったようです。私が話すよりも、全国の皆様方から直接聞けば、「あっ!施設長が言っていることは、本当だった。」と、気づいていただけるからです。そして、本日からは、他の亀の子職員が、神戸に向けて出発しました。全国社会就労センター総合研究大会に出席です。しっかり、力をつけてくれれば嬉しいですね。まぁ!その分、上質な支援体制が取り組まれることになるからです。学ばなければ、力は着きませんからね。頑張って欲しいです。