十薬は 十字を切って 花開く 純白色に 心洗うや(昔の乙女)

2017/06/27

☆ 十薬は 四日かかって 花開く  (歩地爺)お気に入りブログで発見です。

さて、今日のブログからも、素敵な一句です。

☆ 万緑に 紅一点の 自己主張  (歩地爺)

というのは、十薬の花というのはどくだみ草のことです。そのどくだみ草は、真っ白い花びらを一日に一枚づつ、開いていくのです。だから花びらが四枚ありますので、四日間かかって、花が咲くのですよ。うふふ。とても、神秘的でしょ。だから私はこのお花を、いつも十字架の花に思えるのですよ。和田海さんの、この花の絵を、求めて、飾ってあるのですよ。うふふ。私の十字架かな。だから、十薬は 十字を切って 花開く 純白色に 心洗うや としました。とんと昔の乙女に帰ったように。そして、今日の一句も、意味深なのですよ。万緑に 紅一点 自己主張 とは、三瓶山のお山に、トチバニンジンの真っ赤な実が、目を惹くのですよ。緑のお山に、この真紅の赤い実が、私を見てちょうだいと、自己主張しているみたいなのです。そこで、私はこう返しました。

☆その昔 ニンジン畑が あるという 三瓶の山の トチバニンジン

古老に聞いたことがあったのです。江戸時代のことです。三瓶山の中腹にニンジン畑がありました。松江藩の最後の藩主が三瓶のお山に登ったとか。村の人々は、札座でお迎えしたとか。松江藩お抱えのニンジン畑だったようです。なんと、私が住んでいる村の事だったのですね。もしかして、そのトチバニンジンは、ニンジン畑の朝鮮人参(高麗人参)だったのかもしれませんね。どうも、幕末には、大根島がその栽培の場所に指定されたようです。

由志園に行ったときに、歴史年表をそれとなく確認してみましたら、やっぱり、三瓶山だったかな、大田だったのか、記入してありました。いやはや、古老の言うことは、本当でした。歴史好きの私にはたまらないことでした。

諸行無常ですね。今日も、様々なことが発生しています。一つ一つを確かめながら進みたいですね。