平成生まれの若者達よ。おじいちゃんおばあちゃんに尋ねてね。

2017/04/18

僕は、平成生まれだから、昭和の事は、分からないよ。私はこの言葉を聞いて、もうショックだった。

彼たちに日本の第二次大戦(太平洋戦争)は、いつ終わったのでしょうか?と質問してみました。すると、「昭和40年ですか」とか「昭和58年ですか」と、これにはびっくりです。では、広島の原子爆弾はいつ落ちたのですか? と、これだけは、「8月6日です」と、答えてくれました。

その時に、私は直ぐに答えを彼たちに言うのを止めました。その代り、家に帰ったら、おじいちゃんおばあちゃんに聞いてみてください。お父さんお母さんでもいいですよ。宿題としましょうとしました。

そうか、私が病院を辞めて、地域社会に出て無認可共同作業所「亀の子村ファミリーワーク」を設立したのが、平成7年4月でしたので、あれから22年になりますので、ふた昔になります。あの頃のメンバーは、数人が残る程度で、今はこうして、平成生まれのメンバーが利用するようになりました。

だから、あの頃のメンバーは、戦前生まれのメンバーや戦後生まれのメンバーでした。そして高度成長時代のメンバーでした。戦争体験や戦後の配給制度や、物のない時代に生まれていましたので、ひもじい思いをしたり、「我慢・辛抱」がありましたね。親孝行は当たり前でしたね。だから、いちいち、「戦争はいつ終わったのですか」なんて、聞かなくても、みんな知っていました。だから、「お盆にはお墓参りしたよ」とか、「法事をした」とかお盆には棚経に来られるから、一緒にお勤めするよ。とか、そんなメンバーがだんだん高齢になり、介護保険に移行していきました。亀の子も世代交代が始まり、職員も平成生まれの職員が入社してきています。

さぁ!さぁ! 新しい時代をどう切り開いて行きましょうかね。

うふふ。その時に、決して、「私は、昭和生まれだから、大正時代、明治時代、江戸時代は、知らないよ」なんて、言わないようにしないとね。日本人のDNAは、ずっと、つながっていますものね。先人達に、大いに感謝し、平成生まれの人達にも、日本人としての誇りを持ってもらいたいものですね。